『ジャンパー配線』と『ICの足上げ』基板改造事例-Part2-

弊社ではお客様のご要望により、基板改造(パターンカット、ICの足上げ、ジャンパー配線など)や部品のリペア作業も行っています。

長年のノウハウや熟練の技術者による作業で、難易度の高い改造や部品のリペア作業でも高品質な仕上がりでご提供いたします。

 

本日の基板改造事例は、過去に実施した『ジャンパー配線』と『ICの足上げ』について、ご紹介いたします。

 

基板改造_ジャンパー配線

基板改造_予備パットへのジャンパー配線

 
ICからの予備パットを利用してのジャンパー配線です。
予備パットの間隔が十分にあったため、比較的はんだ付けしやすい改造でした。

各部品を避け、できるだけジャンパー線が交差したり、浮き上がらないルートを考え、改造を行っています。

仕上げにシリコンにて固定をしています。

 

基本的にジャンパー線は引っ掛かけるなどの外的損傷を防止するため、基板に密着した状態で配線します。
はんだ付け不良が起こらないよう拡大鏡や顕微鏡で作業を行い、仕上がりの確認を実施します。

 

基板改造_ICの足上げとジャンパー配線

  • QFPのピン間寸法:0.5mm

基板改造_QFPの足上げ ジャンパー配線

 
「208-Pin PQFP」の足を上げ、上げた足にジャンパー配線を行っています。

ピン間寸法が0.5mmで足も細いため、足上げによりICを破損させないよう細心の注意を払いながら、顕微鏡や拡大鏡を使って作業を行います。

 

狭ピッチICの足上げ改造の場合、隣の足とショートする危険性もあるため、可能な場合は他の場所からのジャンパーや、パターンカットに変更するなどのご提案もいたしております。

 

他社で断られた改造にも対応

他社で改造を断られたお客様からのご依頼にも対応しております。

試作基板の回路変更、設計変更、修正など、基板を作り直す「時間や費用の余裕がない」場合、基板の改造で対応いたします。

非常に困難な改造や改修の実績が豊富にありますので、ご期待にお答えします。

基板の改造でお困りであれば、お気軽にお問合せ下さい。